ホタル的歴史編纂考察集第三巻「ノスフェラトゥ編二〇〇四年八月九日〜二〇〇七年五月一日」
まず、私はこの歴史を編纂・考察集を作るにあたり、関係者皆様の協力に感謝し、全力で外交に力を注ぐことをここに誓います。
さらに、この歴史編纂・考察集を多くの方に読んでいただき、少しでも外交の重要性、戦略の重要性、同盟内での横の繋がりの重要性を理解していただけたらと思っております。
なお、考察の中には私の個人的意見が多く含まれております。ご理解をお願いいたします。
二〇〇四年八月九日「死の国へ向かえ。」
ランドアース中央部『死の国』で地獄のような地下世界に通じる穴が、救出されたソルレオンの少年の証言により発見される。冒険者一行は、その証言を確かめるために、死の国にて猛威を振るうアンデッドの退治へ向かいました。
十月二十九日「死者の祭壇を破壊せよ。」
円卓の会議によって、アンサラーの護衛士達が調査していた「死者の祭壇」を破壊する作戦が行なわれました。結果、祭壇を破壊する事こそできませんでしたが、周辺のアンデッド軍を壊滅させ、当面の危機を回避する事に成功しました。
この作戦の後、指揮官であったパンドラの探索も含め、死者の祭壇についての今後の扱いに関して円卓での話し合いが始まりました。
二〇〇五年一月三十日「第一次ノスフェラトゥ戦役。」
円卓会議の票決により、同盟諸国の総力を挙げて、アンデッド軍勢の殲滅作戦が行われました。
死の国の列強種族ノスフェラトゥと激しい戦いを繰り広げ、終着の地エルヴォーグ側の入り口までを制圧する事に成功しました。
各作戦の概要は次の通り。
・ 第一作戦「死者の道を進め」
部隊別人数表
前衛警戒部隊 86名
拠点攻撃部隊 498名
本陣護衛部隊 179名
前線治療班 136名
「前衛警戒部隊」の人数の薄さが気になるところであるが、一定以上の強さを誇る敵を本隊である「拠点攻撃部隊」に回すことによって、戦力の薄さをカバーし、「前衛警戒部隊」が発見した敵を「拠点攻撃部隊」が金槌及び金床の役割で撃破していった。
戦役の途中で単独行動を行っていた数名の冒険者と「アングーだ隊」が途中で脱落するも、全体としては着実に成果をあげていた。
死者の祭壇までの道程は十分な戦力を温存することが出来た。これは、「前衛警戒部隊」と「拠点攻撃部隊」との機動防御にも似た戦いが功を奏したのであろう。
・ 第二作戦「祭壇戦争」
この時、敵の布陣は中央3×3でアンデッド部隊、パンドラ本陣左右にジャイアントゾンビ、さらに、主戦場となる中央の周りに骨の城を建て、アンデッド部隊の左右にジャイアントゾンビが展開している。つまり、左右側面からの攻撃は時間的にパンドラ本陣攻撃に間に合わず、中央のアンデッド部隊を蹴散らかして前進する。というのがベターな作戦である。ただ、最後の最後でアクシデント(連携が上手く取れなかったのだろう)のためパンドラを逃す結果となってしまった。
ここで、一つ。ここで電撃戦を行った場合、どうなるであろうか。最前列の部隊に機動力及び火力を集中し、敵前・中・後衛中央部を一気に駆け抜け、敵の本陣を強襲。後衛の部隊は退路の確保及び敵傷口の拡大を狙っていけば、恐らく3ターン目で本陣にたどり着けたのではないかと、私は推測する。ただ、この作戦は前衛と後衛の連携が特に重要であり、後衛が一歩でも出遅れると、前衛部隊は包囲殲滅される可能性があり、危険ではあるが、短期決戦には非常に有効ではないかと考える。
・ 第三作戦「生と死の境界」
第三階層にて、同士討ちとなる混乱があったものの、なんとか成功を収めている。
・ 第四作戦「終着の地エルヴォーグ1・2」
ここで、冒険者たちは新たなる敵「ザンギャバス」に遭遇。撤退を余儀なくされます。
同盟の冒険者達は勿論、壊走したノスフェラトゥ軍にもまた、戦いを続ける力は無かったのである。
最終的に、同盟側は死者の祭壇のエルヴォーグ側の入り口までを制圧する事となった。近日中に、この入り口を護る護衛士団が設置される事となる。
ノスフェラトゥ戦役は、この得られた成果を考えれば勝利である事に疑いは無い。だが、この結果が、新たな戦いの序章でしか無い事もまた、間違いようの無い事実であっただろう。
四月十三日「ノスフェラトゥからの死者来訪。」
アンサラー護衛士団の下に、ノスフェラトゥからの使者パンドラが来訪。
行方不明であったアンサラーの団長ロウを引き渡す代わりに、エルヴォーグからの撤退を要求。同盟諸国はそれを受諾。アンサラー護衛士団がエルヴォーグより撤退しました。
四月二十二日「死者の祭壇迎撃戦。」
パンドラの伝令により、ノスフェラトゥの部隊がランドアース大陸への侵攻を行うことがわかり、1347名の冒険者が迎撃戦に参加。見事、迎撃に成功しました。
五月八日「第二次ノスフェラトゥ戦役『無敵大帝ザンギャバス包囲戦』」
パンドラの提案の下、ノスフェラトゥ一派の麗冥帝リゥドゥラのエルヴォーグ軍と共同で、無敵大帝ザンギャバスを包囲し、攻撃するという作戦を行いました。
しかし、ここで同盟冒険者の部隊が、包囲殲滅戦の基本である「後衛部隊の攻撃」に入らず、何故かザンギャバス配下のミュントス軍と後衛部隊の間に入ってしまう。これは、どのように考察しても、致命的な作戦の失敗であり、相談および連携の失敗と言う部分が大きく現れている。これにより、旗色が悪いと感じたエルヴォーグ軍がザンギャバス側についてしまい、敵軍に大打撃を負わせることも出来ず、死者の祭壇の転移装置により撤退。多数の死傷者を出し、この作戦は同盟側の惨敗で終了する。
何故、冒険者の一団は「後衛部隊からの攻撃」をせずに、「ミュントス軍と後衛部隊の間」に入ってしまったのか……包囲殲滅戦を行う場合、後衛部隊の排除、及び前衛部隊との連携が重要な鍵となり、前面背面からの攻撃により、敵軍の戦力を大幅に削り、敵軍前後衛が瓦解したと同時に本隊への攻撃というのが基本である。逆に後方より挟み込む予定の部隊が、ミュントス軍と後衛部隊の間に入るというのは、相手に「包囲殲滅してください。」と、鴨肉とネギと鍋を背負って行くようなものであり、愚策中の愚策である。
だが、どうしてこのような作戦の結論に至ったかなど、私には知る由もない。
五月一三日「ミュントス略奪部隊が、旧モンスター地域に出現。」
これにより、旧モンスター地域の人々が死者の祭壇方面に連れ去られ、冒険者たちは攫われた人々を助け、強力なアンデッドを退治するために出撃しました。
六月二十六日「第三次ノスフェラトゥ戦役『無敵大帝に鉄槌を』」
前回の戦いで惨敗を喫した冒険者たち。しかし、今度は無敵大帝ザンギャバスにダメージを与え、優勢に戦い、移動城塞ザンギャバスを破壊しました。しかし、グリモアの力を失ったザンギャバスはモンスター化してしまい、死者の祭壇に居座る結果となってしまいました。
七月二十四日「モンスターザンギャバス討伐作戦。」
死者の祭壇の傍に居座るモンスターザンギャバスの討伐に成功。死者の祭壇を再制圧することに成功しましたが、今後、どのようにノスフェラトゥと関わっていくのかが、課題となりました。
二〇〇六年二月一日「ミュントス残党を狩る特務部隊を設立。」
三月十九日「死者の祭壇より、アンサラー撤退。」
地獄からの侵攻を予見したアンサラー護衛士団がエルドールまで撤退しました。
四月三日「死者の祭壇陥落。アンサラー護衛士団が偵察へ。」
死者の祭壇陥落後、アンサラー護衛士達が周辺の様子を探るべく、偵察へ向かいました。その結果。祭壇周辺の村々で、アンデッド達が村々の復興を手伝っている姿を目撃しました。
しかし、同日。死者の祭壇が陥落したことにより、対ミュントス特務部隊が行方不明となりました。
四月二十一日「住民強制避難」
円卓の間の決議により、ノスフェラトゥとの戦いに備え、戦場となる地域の村人達を強制的に避難させました。また、村で農作業をしていたアンデッド達も退治しました。
四月二十七日「『破軍の剣アンサラー』死地見聞録作成。」
ノスフェラトゥとの今後の戦いに備え、アンサラーの護衛士達が、ノスフェラトゥに関する情報をまとめました。
五月九日「対ミュントス特務部隊が帰還。」
行方不明になっていた特務部隊が、無事にランドアースへの帰還を果たしました。彼らからの情報は、後のノスフェラトゥ戦役に役立てられました。
五月二十一日「第四次ノスフェラトゥ戦役『エルヴォーグ制圧戦』」
円卓の間の決議により、地獄の第1層エルヴォーグを完全制圧する為、同盟の冒険者達は死の国から死者の祭壇を通り、エルヴォーグへと向かいました。
同盟の冒険者達は、迅速に作戦を進め、エルヴォーグの中央に位置する城砦を制圧し、さらに、冒険者達は麗冥帝リゥドゥラの居城、黒曜宮へと迫りました。しかし、黒曜宮の攻略まではならず、エルヴォーグ中央城砦まで撤退しました。
この戦いの後、エルフの霊査士・ユリシアがエルヴォーグ中央城砦へと向かい、エルヴォーグでの同盟諸国の拠点を築きました。
五月二十一日〜六月二十六日「反抗作戦を撃破せよ。『中央城塞死守』」
制圧戦により、手に入れた中央城塞を多くの冒険者が訪れ、警備を行いました。結果、中央要塞を防衛し、エルヴォーグの情報を数多く入手しました。
七月九日「第五次ノスフェラトゥ戦役『第二次エルヴォーグ制圧戦』」
円卓の間の決議により、再度、エルヴォーグを完全制圧する為の作戦が行われました。
エルヴォーグ中央城砦で繰り広げられた、激しい戦いを伴う陽動作戦で、数多くの冒険者達が命を落としましたが、その結果、敵の主力を誘き寄せ、壊滅させる事ができました。
その後、初戦で勝利を得た同盟諸国の冒険者達は、麗冥帝・リゥドゥラの居城がある首都エンデソレイ、天恵暗鬼・マルヴァスの守るミュントスの入り口がある砦と次々と確保し、エルヴォーグの完全制圧を成し遂げる事ができました。
二〇〇七年四月十二日「ノスフェラトゥ十将軍ギャロとの会談実施。」
「終着の都エンデソレイ」の護衛士達が、「姦淫の都ミュントス」を訪問し、ノスフェラトゥ十将軍の一人ギャロとの会談を行い、ギャロからの幾つかの提案について、円卓の間で票決が行われました。
以上。
私見「ノスフェラトゥとの関係は未だに休戦関係であり、最近の「ドラゴン事変」により、この関係が崩れることもあるかもしれない。ただ、これは私見であり、確定した事実ではないことを追記しておく。」
参照:無限のファンタジア図書館「これまでのあらすじ」
各戦役リプレイより。
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